体外衝撃波(SHOCK WAVE) (集束型)

当院では2025年7月にさらなる治療効果を目指すために集束型の体外衝撃波治療器(BTL-6000)を導入しました。


 体外衝撃波(英語:Extracorporeal shockwave)とは、エネルギーの音波(衝撃波)を体外から患部に集束させることで、組織の治癒を促進し、痛みを軽減する非侵襲的な治療法です。特に、慢性的な腱や骨の疾患に対して有効性が認められており、難治性の症状に対する新たな選択肢として注目されています。

 

現在は理学療法、整形外科、スポーツ医学、リハビリテーションなどで幅広く使われています。

 体外衝撃波は発生原理や波形によって、集束型と拡散型の2種類に分けられます。当院では両方とも採用しています。


効果の期待できる疾患

・足底腱腱膜炎  ・疲労骨折・偽関節

石灰沈着性腱炎 ・アキレス腱炎

・シンスプリント ・膝蓋腱炎(ジャンパー膝) 

・腱付着部炎   ・石灰沈着性腱炎

上腕骨外側顆炎(テニス肘)

・筋に対するトリガーポイントなど   


治療の流れ

まずは当院を受診していただきます。(予約なし)

診察、X線、超音波など画像検査を行い、必要に応じてMRIなどの精密検査を行います。

適応があると判断されれば体外衝撃波治療の予約を入れていただきます。
治療時間は10~20分ほどで日帰りでの治療となります。


治療回数

一般的に1-2週間の間隔を空けて、3-10回程度を目安としています。


副作用

以下の有害事象がまれに生じると考えられています。

ほとんどが治療後から数時間程度で回復します。

  • 治療部位の腫脹、発赤、血腫
  • 点状出血
  • 疼痛
  • 治療部位の感覚低下や痒みを一時的に生じることがあります

下記に当てはまる場合について実施できないことがあります

・ 対象部位における感覚の低下・感覚障害のある方

・ 血液障害、血液凝固障害、あるいは抗凝固剤を服用されている方

・  ペースメーカーを使用されている方

・ 各種のインプラントが治療部位に存在する方

・ 妊娠中の方

・ 腫瘍疾患、血栓症、治療部位における過剰な腫れがある方

・ ステロイド注射・コルチコステロイドの治療を受けている方

・ 子供の発達に伴う骨端線周囲(成長板)


料金

難治性足底腱膜炎(保険診療)

15000円(3割負担) 10000円(2割負担) 5000円(1割負担)

(別途 初診料ならびに再診料がかかります) 

 

その他の疾患(自由診療)

8月から実施予定です。料金(1回あたり)は現在検討中です。